無添加ドッグフードは、ワンちゃんの体に優しいですが、その反面、品質が劣化しやすい一面もあります。
品質が劣化したドッグフードは、体調を壊す原因を作ったり、そもそもワンちゃんが食べてくれないなんてことも。
そこで今回は、ドッグフード大好きの管理人が無添加ドッグフードの保存方法や、おすすめの保存容器を全て解説していきます。
記事の目次
無添加ドッグフードは酸化しやすいため正しい保存は必須!
実は、水分量が少ないドライドッグフードは無添加でも、腐るといった心配はあまりする必要はありません。
しかしドッグフードには水分以外に脂肪分も含まれていて、その脂肪分こそがドッグフードの劣化に繋がる代表的な理由となっています。
ちなみにドッグフードが酸化する原因は、大きく分けて以下の3つ。
- 空気に触れる
- ドッグフードの開け閉め
- 日光に当たる
身近なことで簡単に劣化してしまうのが、酸化の恐ろしいところ。
だからこそ、正しいドッグフードの保存方法を知る必要があります。
ドライ・缶詰(ウェット)・ふやかした無添加ドッグフードの保存方法
ただ、ドッグフードと一口で言っても『ドライタイプ』『缶詰(ウェットタイプ)』『ふやかしたタイプ』など様々なタイプがあり、その数だけ保存方法は異なります。
上から順番に解説していきますね。
無添加でも長持ちするドライドッグフードの保存方法は2ステップ
ドライタイプの水分量は10%ほどと、極端に少ないので腐る心配はないですが、やはり脂肪分の酸化が気になるところ。
そのため無添加のドライドッグフードの保存方法は、冷暗所で保存するのが理想となっています。
- ドッグフードを1食分づつ小分けしておく
- 風通しの良い25°以下の冷暗所に保存する
上記のステップ通り保存すれば、無添加でも必要最低限な酸化で済みますので、ドッグフードは長持ちしますよ。
1食分の給餌量ごとにドッグフードを小分けで保存しておく
ドライタイプのドッグフードが酸化してしまう原因のひとつとして、脂肪分が空気に触れることにあります。
もしも1ヶ月分のドッグフードを購入した場合、1日2回は開封しますので合計60回もドッグフードは酸素に触れることに。
やはり酸素に触れるのは最低限にしたいので、ドッグフード開封後の保存方法は1食分の給餌量ごとに小分けすることをおすすめします。
風通しの良い25°以下の冷暗所にドッグフードを保存する
ドッグフードは空気に触れて酸化するだけでなく、光も酸化の原因になります。
さらにドライタイプは湿気を吸収しやすい特徴もあるので、風通しが良く光が届かない場所でドッグフードを保存しましょう。
やっぱり無添加のドッグフードは、添加物モリモリよりも外部の影響を受けやすいから、長持ちさせるために、細かなポイントを心がける必要があるんだ。
ドライドッグフードを冷蔵庫に保存するとカビてしまう恐れがある
『冷暗所での保存』と聞いてドッグフードを冷蔵庫で保存することもありますが、あまりおすすめできません。
冷蔵庫にドッグフードを保存すると、必要以上に冷えすぎてしまい出し入れする際、室内との温度差によってドッグフードに結露が発生することも。
ただし、ドッグフードを1食づつ小分けしている場合は、結露が発生するまえにワンちゃんに与えることもできます。
もちろん一度カビてしまうと、酸化と同じく元には戻せないので、冷蔵庫でドッグフードを保存する際は注意してくださいね。
缶詰(ウェット)ドッグフードの保存方法は冷蔵庫がベストだけど日持ちしない
缶詰タイプはドライタイプとは対照的に、水分量が豊富に含まれているドッグフードです。
そのためドライタイプとは違って、缶詰タイプは腐りやすいため、開封後の保存方法は特に注意が必要です。
缶詰タイプのドッグフードは、冷蔵庫での保存がベスト。
開封後はサランラップを被せ、輪ゴムで周りをしっかり留めましょう。
ただし、前述したように缶詰タイプのドッグフードは腐りやすいため、冷蔵庫の保存方法でも日持ちはしませんので、開封後はなるべく早く消費しましょう。
また、冷蔵保存をしたあとの缶詰タイプのドッグフードは、常温まで戻してワンちゃんに与えましょう。
ちなみに缶詰タイプのドッグフードの冷凍保存は、風味や食感が失う原因にもなりますので、当サイトはおすすめしていません。
ふやかしたドッグフードの保存方法はない【使い切りが基本】
ご家庭によっては、ドライタイプのドッグフードをふやかして、ワンちゃんに与えていることもあります。
結論から申しますと、ふやかしたドッグフードの保存方法はありません。
ふやかしたドッグフードは、水分量も多く含んでいるので、通常のドライタイプよりも細菌が非常に繁殖しやすいです。
細菌の繁殖条件 | |
水分 | ふやかしているので水分たっぷり |
栄養 | ドッグフードなので栄養たくさん |
温度(最も繁殖しやすい温度帯は20度〜40度) | 室内だと細菌にとって丁度いい温度帯 |
ちなみに冷蔵庫で、ドッグフードをふやかしたとしても、常温に戻す際に細菌は急激に繁殖していきます。
そのため常温あるいは、人肌くらいに戻すことがとても大切です。
ドッグフードをふやかした場合の保存方法はなく、『使い切りが基本』と覚えてくださいね。
無添加ドッグフードでも長持ちさせるおすすめの保存容器
実は、パッケージに付いているチャックの保存機能は低く、そのまま使うとドッグフードが酸化してしまう原因になります。
そこで当サイトが、あなたの代わりにドッグフードの保存に適している容器を調べてみました!
- ジップロック
- 真空保存容器
- 真空パック機
お値段別に保存容器をまとめてみたので、順番にチェックしてみてくださいね。
ジップロックでドッグフードを小分けして保存するのが最も安価で簡単
ドッグフードを正しく保存したいけど、『保存容器は安く済ませたい!』という飼い主さんに、おすすめなジップロック。
\ジップロックでドッグフードを保存する方法/
値段が安価な分・・・といったら語弊はあるのですが、ドッグフードを正しく保存するとなると、ジップロックでは少し手間のかかる作業となっています。
しかし安く済ませたい場合は、ジップロックが便利なのも間違いないので、興味のある方は一度お試しください。
小分けが面倒な時は真空保存容器でドッグフードをまとめて保存
ドッグフードは酸素と触れることで、酸化していきますので保存容器には密閉性がとても大切です。
そこでおすすめなのが、ANKOMNが販売している真空の保存容器。
- サイズ:1.5L・2.4L
- カラー:3色(ベージュ、グレー、ブラウン)
- 値段:6,600円・8,140円
- 送料:無料
使用方法も簡単で、上部にあるダイアルを回すだけで真空状態にすることができます。
保存容器としては少し高いと考えてしまう値段かもしれませんが、長く使えるので無添加ドッグフードを扱っている飼い主さんには強くおすすめできます。
真空パック機でドッグフードを保存するのが一番おすすめ
そんな飼い主さんにおすすめなのが、真空パック機。
- 値段:5,898円
- 重さ:1.3kg
真空パック機は種類によって、専用の袋やロールが必要なのですが、Hpyone真空パック機は専用の袋は不必要。
値段もお手頃なので、初めて真空パック機を使用する飼い主さんでも、簡単にドッグフードを保存することができます。
ペットボトルは雑菌が繁殖しやすいため保存容器として機能しない
ドッグフードの保存容器を探しているときに、『ペットボトルで代用』できるか考える場合もありますが、おすすめできません。
実は、弘前大学の研究によると再利用したペットボトルは細菌が繁殖しやすいことが分かっています。
再利用したペ ットボトル容器のほうが市販されているペットボ トル容器よりも細菌が繁殖しやすい環境であるということが分かった。
しかし、再利用が危険なのは間違いないので、無添加品質のドッグフードの保存容器として適していません。
無添加ドッグフードの消費期限は正しく保存しても1ヶ月程度
ここまで、無添加のドッグフードでも長持ちできるような保存方法、保存容器を解説していきました。
しかし、これだけは忘れないでほしいのですが、無添加ドッグフードは正しく保存しても消費期限は1ヶ月程度です。
もちろん1ヶ月という数字は、あくまで目安。
過剰にドッグフードの開け閉めを繰り返したり、光に当てていたりすると、劣化はさらに早まると思っていいでしょう。
大袋タイプなどの1ヶ月で消費しきれないドッグフードは買ってはいけない
ドッグフードを含め、大抵の商品は通常のサイズよりも、大袋といった大きいサイズのほうが値段も安いため、まとめ買いをしている飼い主さんもいると思います。
しかし、無添加品質のドッグフードは保存期間も短いので、ワンちゃんが消費しきれない量のドッグフードは購入しないようにしましょう。
ドッグフードは毎日消費するので、なるべく節約をしたいところですが、ワンちゃんの健康のためにも正しい量の購入と、保存を心がけてくださいね。
無添加のドッグフードでも保存方法や保存容器を正しく選べば長持ちする
今回は、無添加ドッグフードの保存方法から、保存容器の解説をしていきました。
- ドッグフードは『酸化』するため保存が必要
- ドライドッグフードの保存方法は、小分け→冷暗所に保存
- 缶詰(ウェット)ドッグフードは、冷蔵庫で保存だが、なるべく使い切る
- ふやかしたドッグフードは保存できない
- おすすめの保存容器は、ジップロック、真空保存容器、真空パック機
無添加ドッグフードは名前の通り、保存を長持ちさせるための添加物を使用していないので、保存には注意を払う必要があります。
しかし、今回紹介した保存方法に保存容器を活用すれば、無添加でもドッグフードは長持ちしますので参考にしてみてくださいね。
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