同じブランドドッグフードのアカナとオリジン。
一見すると共通しているところも多いため、違いなどはないと思いがちですが、細かく比較してみると原材料や成分に違いがあります。
そこで今回は、アカナとオリジンの違いを初心者にも分かりやすく丁寧に比較してみました!
記事の目次
アカナとオリジンドッグフードの違いを比較した早見表
アカナ | オリジン |
---|---|
内容量 | |
340〜11.4kg | 340〜11.4kg |
値段 | |
5,400円 | 6,300円 |
100gあたり | |
270円 | 315円 |
主原料 | |
チキン ※種類によります | チキン ※種類によります |
粗タンパク質 | |
29%以上 | 38%以上 |
脂質 | |
17%以上 | 18%以上 |
カロリー/100gあたり | |
351kcal | 394kcal |
種類 | |
合計17種類 | 合計7種類 |
早速、アカナとオリジンの違いを比較表にして、簡単に結論を出してみました。
アカナとオリジンドッグフードの2つの大きな違い
アカナとオリジンドッグフードを、比較して分かった大きな違いは上の2つ。
どちらも大事な項目ですので、上から順番に解説していきますね。
肉類・タンパク質の含有量|アカナとオリジンの違い
アカナとオリジンの一番の大きな違いと言えば肉類(タンパク質)の含有量の違い。
アカナ | オリジン | |
肉類の含有量 | 最大65% | 最大85% |
タンパク質の含有量 | 29.0%以上 | 38%以上 |
オリジンは、アカナの上位ドッグフードという位置づけなので、材料や成分など全体的に多めに使用されているように見えます。
種類(シリーズ)の違い|アカナとオリジンの違い
アカナは、オリジンドッグフードと比べると、種類が圧倒的に多いことも大きな違いのひとつ。
- アカナヘリテージ:全9種類
- アカナシングル:全4種類
- アカナレジオナル:全4種類
アカナは3つのシリーズに大きく分かれていて、さらに細かく種類が分かれています。
一方、オリジンはシリーズなどはなく全部で7種類となっています。
- オリジンパピー
- オリジンパピーラージ
- オリジンシニア
- オリジンオリジナル
- オリジン レジオナルレッジドッグ
- オリジン 6フィッシュドッグ
- オリジン フィット&トリムドッグ
アカナより少ないものの、一般的なドッグフードの種類と比べてみると、かなり多いですね。
ちなみにオリジンも、オリジンドッグフードの口コミ評判で、種類の違いなどを解説していますので、気になる方は見てみてくださいね。
アカナとオリジンドッグフードの原材料の違いを比較
アカナオリジナル | オリジンオリジナル | |
肉類 | 新鮮鶏肉11%・鶏肉ミール10%・七面鳥肉ミール10%・新鮮鶏臓器6%(レバー、ハツ、腎臓)・新鮮鶏軟骨2%・フリーズドライ鶏レバー・フリーズドライ七面鳥レバー | 新鮮鶏肉・新鮮七面鳥肉・新鮮鶏レバー・新鮮七面鳥レバー・新鮮鶏心臓・新鮮七面鳥心臓・ディハイドレート鶏肉・ディハイドレート七面鳥肉・ディハイドレート鶏レバー・ディハイドレート七面鳥レバー・新鮮チキンネック・新鮮鶏腎臓・粉砕鶏骨・鶏軟骨・七面鳥軟骨・フリーズドライ鶏レバー・フリーズドライ七面鳥レバー |
魚類 | ニシンミール5%・新鮮丸ごとカレイ4% | 新鮮イエローテイルカレイ・新鮮丸ごと大西洋サバ・新鮮丸ごと大西洋ニシン・ディハイドレート丸ごとサバ |
脂類 | 鶏脂肪5%・ニシン油3% | 鶏肉脂肪・ニシン油 |
穀類 | – | – |
野菜類 | 赤レンズ豆・丸ごとグリンピース9%・そら豆8%・緑レンズ豆5%・丸ごとイエローピース4%・日干しアルファルファ3%・エンドウ豆繊維・乾燥ブラウンケルプ・新鮮丸ごとカボチャ・新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ・新鮮丸ごとパースニップ・新鮮ケール・新鮮ほうれん草・新鮮カラシ菜・新鮮カブラ菜・新鮮丸ごとニンジン・ゴボウ | 丸ごとグリーンピース・丸ごとシロインゲン豆・赤レンズ豆・ピント豆・ヒヨコ豆・グリーンレンズ豆・新鮮丸ごとカボチャ・新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ・新鮮ケール・新鮮ホウレン草・新鮮カラシ菜・新鮮コラードグリーン・新鮮カブラ菜・新鮮丸ごとニンジン・カボチャの種・ヒマワリの種 |
果実類 | 新鮮レッドデリシャスリンゴ・新鮮バートレット梨・新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー・ | 新鮮丸ごとリンゴ・新鮮丸ごと梨 |
ハーブ | チコリー根・ターメリック・オオアザミ・ローズヒップ・マシュマロルート | チコリー根・ターメリック・サルサ根・アルテア根・ローズヒップ・ジュニパーベリー |
その他 | 新鮮全卵4%・亜鉛 | 新鮮全卵・ドライケルプ・亜鉛タンパク化合物, ミックストコフェロール・乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物・乾燥ロバイオティクス発酵生成物・乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
ちなみに原材料の見分け方は、ドッグフードの選び方と危険な原材料の見分け方で、丁寧に解説していますので合わせてお読みください。
成分を比較するとアカナよりもオリジンのほうが数値が高い
アカナオリジナル | オリジンオリジナル | |
粗タンパク質 | 29.0% | 38.0% |
脂質 | 17% | 18% |
粗繊維 | 5.0% | 4% |
水分 | 12.0% | 12% |
オメガ6脂肪酸 | 2.6% | 3.3% |
オメガ3脂肪酸 | 1.0% | 0.8% |
カロリー (100gあたり) | 351kcal | 394kcal |
続いてアカナと、オリジンドッグフードの成分の違いを比較してみました。
オリジンはワンちゃんの祖先であるオオカミの食生活を意識した、ドッグフードなので原材料も豊富で、成分の数値もとても高いです。
値段を比較するとアカナよりもオリジンのほうが少し高い
原材料や成分の違いについて分かってきたところで、値段の違いを比較してみましょう。
アカナ/2kg | オリジン/2kg | |
値段 | 5,400円 | 6,300円 |
100g/あたり | 270円 | 315円 |
内容量は同じなものの、オリジンはアカナの上位シリーズという位置づけのため、比較してみると値段はオリジンのほうが高め。
アカナとオリジンドッグフードの共通している特徴
当サイトで調べてみたところ、以下の3つが共通していました。
- 豊富な肉類にタンパク質
- 原材料は全てヒューマングレード
- 粗悪な添加物は不使用
- 穀物不使用(グレインフリー)
どちらのドッグフードも、質の良いドッグフードの条件を満たしているため、片方が悪いドッグフード…といったことはありません。
そのためアカナ、オリジンどちらも安心して与えられるドッグフードとなっています。
運動量でアカナかオリジンを選ぶ
ここまで大きな違いから原材料などをチェックしていきましたが、結局どちらを選べば良いのでしょうか?
どちらも海外で生まれた高タンパク質ドッグフードのため、対象となるワンちゃんも運動量が豊富な海外のワンちゃんとなっています。
何事もバランスが大切なので、健康のためにも過剰な成分の摂取は気をつけましょうね。
アカナとオリジンドッグフードの違いを比較をふりかえってみて
今回は、アカナとオリジンドッグフードの違いを比較していきました。
- 肉類、タンパク質量はオリジンのほうが高い
- 種類(バリエーション)はアカナのほうが多い
- 運動量が少ないワンちゃんにはアカナをおすすめ
- 運動量が多いワンちゃんにはオリジンをおすすめ
- 日本のワンちゃんにはアカナが無難
アカナとオリジンは、一見するとかなり似ているため困惑する飼い主さんも多いです。
しかし、実際に比べてみると原材料や、成分などには決定的な差がありましたね。